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小室容疑者、著作権の5億

著作権譲渡をめぐる詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)が、昨年、被害者の兵庫県芦屋市の投資家宅を自ら訪れ「5億円はお返しします」と直接謝罪した3カ月後に、返還債務がないことの確認などを求めて提訴していたことが7日、分かった。

 関係者によると、小室容疑者と投資家は2006年8月、806曲の音楽著作権を10億円で譲渡することで仮契約。投資家は小室容疑者の求めに応じ5億円を先払いしたが、著作権は譲渡されず、返金を求めた。

 小室容疑者は07年7月31日、投資家宅で「申し訳ありません。お金はちゃんとお返しします」と謝罪。神妙な様子だったという。

 しかし、その後も返金はなく、不安になった投資家が小室容疑者の関係者に問い合わせを繰り返したところ、10月31日に突然、小室容疑者が5億円の債務不存在と1億円の慰謝料を求め、神戸地裁尼崎支部に提訴した。

 投資家は支払いなどを求めこれに反訴。結局、08年7月に小室容疑者が6億円を支払うことで和解したが、解決金は期日までに支払われず、投資家は大阪地検に刑事告訴した。

by a19750601 | 2008-11-08 13:43