酒井法子隠された素顔
8月21日に肺がんで亡くなった、芸能リポーターの梨元勝さん。
追及し続けていた、酒井法子の一連の事件を基にした映画 『刹那』 が完成した。
昨年の8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、執行猶予付きの判決を受けた酒井法子の
一連この事件を、梨元さんは著書 『酒井法子 隠された素顔』 として出版。この映画化と
なる 『刹那』 には、梨元さん自身も出演し、あの突撃リポート姿も収録されているとのこと
だ。
27日に開かれた試写会では、笠原正夫監督が 「やっとここまで来たよ」 などと完成まで
の苦労を漏らしていた。
ところが、この映画 『刹那』 に対し、酒井法子が所属していたサンミュージックが上映
中止の抗議をすることが明らかになった。
「映画化 にあたり、 『肖像権と映像権の権利はサンミュージックと酒井個人にある、
映画化は認めない』 と
サンミュージックは反対したんですが、
梨元さんは 『幹部の承諾を得た』 と周囲に発言し、
それにサンミュージックが激怒したようです」
なにやら穏やかでない話だが、この問題について
サンミュージックの関係者はこう話す。
「梨元さんは、生前に映画にはしないと言っていたんですよ。それなのに、映画がほぼ
完成して、関係者向けの試写会が開かれたと聞き驚いてます。上映を中止するように
抗議しますよ」
この作品の試写会は極秘のもとで進められていたが、その理由もサンミュージックと
確執を恐れてのことだったのだろう。
「その後、笠原監督からサンミュージックに上映についてお願いがあったようですが、事務
所側は無視してましたからね。酒井も上映を認める気はありません。梨元さんが亡くなった
と言っても、その気持ちは変わりません。酒井や事務所関係者の写真や映像を映画中に
使用しているなら、抗議です。ことと次第によっては上映中止を求めて法的手段をとるか
もしれません」
梨元さんの著書『酒井法子 隠された素顔』の出版までのいきさつを知る出版関係者は
「梨元さんの名誉のためにも映画は上映しないほうがいいですよ」と言う。難しい課題を残
して旅立ってしまった梨元さん、草葉の陰で「恐縮です」と言っているかもしれない。
by a19750601 | 2010-08-28 07:34