ヤマト運輸 郵便法違反でメール便、3月末廃止
ヤマト運輸は2015年1月22日、
カタログなどを送るクロネコメール便を
2015年3月31日で廃止すると発表した。
メール便をめぐっては、
日本郵便にだけ認められている「信書」を送ったとして、
利用者が郵便法違反の疑いで摘発される事案が発生。
会見した山内雅喜社長は、
「冊子と信書の区別があいまいだ」と述べ、
顧客がトラブルに巻き込まれるリスクを
防ぐためと説明した。
信書に該当するかどうかをめぐっては、
総務省がガイドラインを策定している。
しかし、山内社長によると、企業に履歴書を送るケースでは
信書となるが、企業から送り返す場合は
メール便でも送れるなど分かりにくく、
知らない人も多いという。
同社のメール便利用者が郵便法違反に問われる事案は
2009~13年度に8件発生した。
メール便は全国一律料金で、
13年度に20億8220万通を配送、
売上高は1200億円に上る。
このうち9割を占める企業向けは、
4月1日に開始する「クロネコDM便」に引き継ぎ、
内容物の確認を徹底する。
by a19750601 | 2015-01-22 18:19