訃報 アーノルド・パーマー

1950年代後半から70年代にかけてスーパースターとして男子ゴルフ界に君臨した米国のアーノルド・パーマーさんが25日、米ペンシルベニア州ピッツバーグで死去した。87歳だった。米国ゴルフ協会(USGA)が明らかにした。


 AP通信などによると、死因は心臓疾患による合併症で、22日から病院に入院して治療を受けていたという。今年4月のマスターズ・トーナメントでは高齢を理由に、ジャック・ニクラス(米国)、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)の両氏とともに例年務めていた、大会の開幕を告げる「名誉スターター」の役を辞退していた。


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同州出身で、ゴルフ場のレッスンプロをしていた父親の手ほどきで3歳からクラブを握った。54年、24歳で全米アマを制した後にプロ転向し、攻めのゴルフで観客を魅了し、プロゴルフの大衆化に貢献した。同年代に活躍したニクラス、プレーヤーと「ビッグ・スリー」と称された。

 米ツアー通算勝利数は歴代5位の62勝(他にシニアツアー10勝)。58、60、62、63年に賞金王になった。メジャータイトルは7回(マスターズ4、全米オープン1、全英オープン2)にのぼり、マスターズには55年から50年連続出場し、最多出場回数記録(当時)を作った。

 97年に前立腺がんを告白し、一時ツアーを離れたが、復帰後の2001年に、自分の年齢以下のスコアで回る「エージ・シュート」を記録した。06年10月のシニアツアーの試合で途中棄権し、77歳で引退を表明した。

 
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現役時代から事業家としても活躍。その名を冠し傘をトレードマークにした衣類は日本独自のブランドで、ワンポイントブームの先駆けとなった。

 USGAは「パーマー氏が亡くなり、深く悲しんでいる」などと声明を出し、タイガー・ウッズはツイッターで「あなたが与えてくれた友情や助言、そして多くの笑いに感謝している」とつぶやいた。

 AP通信によると、パーマー氏と同時代に活躍したジャック・ニクラス氏は「私にとって最良の友を失った。彼は偉大なゴルファー以上の存在。ゴルフ界の象徴であり、伝説だった」と悼んだ。

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by a19750601 | 2016-09-25 21:52