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★妻を口説こうがヒットの理由

10日で10万枚…
あの頃思い出す懐ドラCD大ハマリ


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レコード店の店頭が、各社から発売されたベスト盤の“懐ドラCD”に沸いている。懐かしのドラマといっても、80-90年代が中心で、ターゲットは、ズバリ35歳近辺のサラリーマン。≪妻を口説こう≫といった、ちょっと気恥ずかしいキャッチフレーズと絶妙の選曲が心をつかんでいる。

8月22日に発売された「CLIMAX」(ソニー、写真)は90年代のドラマ主題歌のみ30曲を2枚組に収めた。

 「出荷ベースで、発売わずか10日で10万枚に達した。品切れを起こす店も続出で、予想以上に売れています」と宣伝担当者はホクホクだ。

東京・銀座の大手レコード店で購入したメーカー勤務の会社員(36)は、「結婚前の妻とドライブデートしたとき、流れていた曲ばかり」と、“良かった頃”を懐かしむ。このCDに限っては、週末に売り上げが伸びる傾向がある。

 「バブル期にトレンディードラマにハマった世代は、いま最前線の企業戦士。平日はレコード店に立ち寄る間もなく、ふだんは、音楽をダウンロードする層です」(制作スタッフ)

店頭で手にとってもらえるようジャケットも工夫した。イラストを描いたのは、ドラマ「東京ラブストーリー」の原作で知られる漫画家、柴門ふみさん。CDのキャッチフレーズ≪いい曲は、いつも45分ごろ流れてきた≫にピッタリだ。

懐ドラCDヒットの先駆けとなったのは≪もう一度、妻を口説こう≫のCMが話題になった「R35 Sweet J-Ballads」(ワーナー)。4月の発売以来、50万枚を売り上げている。

 「今もコンスタントに売れ続けています。長期展開で売れていくように厳選した16曲をリストアップしました」(広報担当者)。

 「SAY YES/チャゲ&飛鳥」、「TRUE LOVE/藤井フミヤ」、「愛が生まれた日/藤谷美和子・大内義昭」など珠玉のラインナップだ。

 これに続くのが、6月発売の「PURE LOVE」(ユニバーサル)で、≪あの頃の二人に、帰ろう≫と書かれたジャケットを、わたせせいぞう氏のイラストが彩る。

 「誰より好きなのに/古内東子」、「オリビアを聴きながら/杏里」、「M/プリンセスプリンセス」など切ない歌が16曲並ぶ。

 コンピレーションアルバムのブームは2002年にもあったが、粗製乱造でしだいに飽きられたという。

 「少なくとも、自社が権利を持つ曲を半分。あとは、他社から曲を借り受けることになるが、いい曲はそう簡単に貸してもらえない」 (レコード会社の版権担当者)

選曲は腕のみせどころだという。


【「CLIMAX」(2枚組)の収録曲】

 (1)DREAMS COME TRUE/LOVE LOVE LOVE
 (2)小田和正/ラブ・ストーリーは突然に
 (3)藤井フミヤ/TRUE LOVE
 (4)CHAGE and ASKA/SAY YES
 (5)大滝詠一/幸せな結末
 (6)久保田利伸 with ナオミ・キャンベル/LA・LA・LA LOVE SONG
 (7)岡本真夜/TOMORROW
 (8)NOKKO/人魚
 (9)玉置浩二/田園
 (10)LINDBERG/今すぐKiss Me
 (11)佐野元春/約束の橋
 (12)松田聖子/大切なあなた
 (13)井上陽水/Make-up Shadow
 (14)槇原敬之/Hungry Spider
 (15)X/Say Anything
 (16)米米CLUB/君がいるだけで
 (17)今井美樹/PRIDE
 (18)Every Little Thing/Time goes by
 (19)財津和夫/サボテンの花〈“ひとつ屋根の下”より〉
 (20)中島みゆき/空と君のあいだに~アルバムヴァージョン~
 (21)レベッカ/フレンズ~remixed edition~
 (22)徳永英明/壊れかけのRadio
 (23)中山美穂&WANDS/世界中の誰よりきっと
 (24)ル・クプル/ひだまりの詩
 (25)小野正利/You’re the Only…
 (26)郷ひろみ/GOLDFINGER99
 (27)辛島美登里/サイレント・イヴ
 (28)NOA/今を抱きしめて
 (29)酒井法子/碧いうさぎ
 (30)浜田省吾/悲しみは雪のように

by a19750601 | 2007-09-05 22:21 |