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「感染」 「予言」 製作発表会見

日本が誇る6人の監督による究極のホラーレーベル、「J-HORROR THEATER(Jホラーシアター)」が誕生!

第一弾として10月から「パラサイトイヴ」、「催眠」の落合監督による「感染」、「リング0 バースデイ」「案山子」の鶴田監督による「予言」の2作品の公開が決定。

「感染」から落合正幸監督、佐藤浩市さん、高嶋政伸さん、星野真里さん、
「予言」から鶴田法男監督、三上博史さん、酒井法子さん、堀北真希さん、一瀬隆重プロデューサー、東宝の島谷氏の計10名による製作発表会見が7月28日 帝国ホテル開かれました。


「感染」 は“内臓が溶け始める”という謎のウィルスが蔓延する病院内で、逃げ場を失って行く人々の内側から込み上げる恐怖を描く作品。

「予言」 はつのだじろう氏のホラーコミック「恐怖新聞」を映画化したいと、監督が8年前から暖めていた作品。

“怖いもの”というと幽霊だと思われがちですが、今回襲ってくるのは全く別の《新たな恐怖》なのです。

「映画は才能が集結してつくられるもの」と、6作品を配給する東宝の島谷氏。
またプロデューサーの一瀬氏は、Jホラーシアターにこの6人の監督を選んだ理由を聞かれ、
「すでに清水、高橋、鶴田、中田監督とは以前一緒に仕事をしていましたし、落合、黒澤監督とは一緒に仕事をしたかった。6人全てが日本が誇るホラーの巨匠です。観客の期待を裏切らないように、全く新しい感覚の恐怖を6人の監督と生み出して行きたい」
と意気込みを語りました。


全く新しい「恐怖」を作りたい

「感染」について落合監督は、日本のホラーというと幽霊とか怨念だと思うんですがと前置きをして、「今回のは呪いとは違っていて、自分以外の周りの人々が人間でなくなってしまう―社会の基盤が崩れて風通しが悪くなっている現代にある、社会の恐怖心というか。精神的に追い詰められる事の恐怖を見て欲しい」。そう語る落合監督は、幽霊は怖いので大嫌い、だとか。
「予言」の鶴田監督は、「新聞という身近なものが怖い、という作品を作りたかった。怖いが切ない作品にもしたいと思っていて、いい感じに出来つつあります。自分が面白いと信じるものを作って行きたい」と、それぞれ自作のテーマを語りました。

映画が好きでこの世界に入ったと言う「感染」の高嶋政伸さんは、なんと大のホラー好き。
「『感染』で参加出来て、毎日が充実しています。毎日不気味なシーンを撮っているのに、嬉しくて嬉しくて、ニタニタしながら演じていました」

「呪怨2」にホラークイーンの役で出演した酒井法子さんは今回「『予言』に出演。

「このままホラークイーンの道を歩むしかないと思います」と、頼もしい(笑)コメントでしたが、「映画ポスターの出来があまりに怖すぎて、前に立てない」とも。

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「予言」より(左から)三上博史さん、酒井法子さん、堀北真希さん



ここで話は、キャスト達の“恐怖体験”や“怖いもの”が話題に。

佐藤浩市さんも実はホラー好きだそうで、「恐怖体験ねぇ~」と言葉に詰まりながら、「役者の息子に生まれてしまった事かな」。

高嶋政伸さんは「撮影中に、血のりで血だらけの看護士に嬉々として近寄る監督の笑顔が怖いですね」「昨日横浜でホラーの三本立てを見たんですが、お客の半分が老人で、寝に来ていて。そのイビキが響いて怖かったですね。酒に酔っ払った時の自分も怖い」というコメントに、会場は大盛り上がりに!

三上博史さんは

「夜の撮影が多くて。暑い中、今日も朝まで撮っていて、明日も朝まで撮るのかなーということが恐怖です」。

酒井法子さんは「夏ですので、虫が多い事が恐怖です」。

どうも皆さん、本当の恐怖体験は無いに等しいようですね。

この秋からスタートする「J-HORROR THEATER」。6作品それぞれの恐怖がどう連鎖して行くのか、怖いけれどとても楽しみ。完成前に、既に19地域40ケ国での配給も決定しています。
Jホラーの真髄とは果たして? Jホラーの歴史を変える『新たな始まり』となるこの恐怖、公開の秋が待ち切れない!

by a19750601 | 2004-07-28 21:40 |