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朝青龍、強制引退!

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朝青龍、強制引退!

横綱・朝青龍が4日、1月の初場所中に起こした一般人への暴行問題の責任を取って電撃引退した。

日本相撲協会が泥酔暴行問題の処分を協議するため午前11時から両国国技館で開いた理事会の途中、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)とともに呼び出され、弁明したが、横綱審議委員会が史上初めて突きつけた引退勧告により自ら引退を決意。

同日、日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。歴代3位の25回目の優勝を決めた初場所直後に不祥事で引責。

今回はかなり深刻だ。初場所中、深夜に泥酔して知人男性に暴力をふるったとされる。横綱が一般人に手を出したのが事実なら、いくら示談が成立しても大目に見ることはできない。この間、相撲協会の対応は甘かった。調査委員会を設置したのは、発生から2週間も過ぎてからだ。当初、被害相手が朝青龍の個人マネジャーとされていたとはいえ、問題意識が足りない。

朝青龍はさほど体は大きくないものの、多彩な技を繰り出し白星を重ねた。22歳のとき、モンゴル人力士で初めて最高位についた。闘志むき出しの取り口がファンを魅了した。昨春、長野市で開かれた福祉大相撲長野場所でも人気を集めている。横綱白鵬とともにモンゴル旋風を巻き起こした。29歳で史上3位となる優勝25回を誇る。実績だけを見れば申し分ない。

しかし、横綱としての品格がつねに問われた。「アスリートとしては百五十パーセント認めるけど、横綱としては断固認めない」。前横綱審議委員の脚本家内館牧子さんの言葉が重く響く。師匠の高砂親方は、なぜもっと厳しく指導できなかったのだろう。姿勢を正す機会は何度もあっただけに悔やまれる。力士暴行死事件が記憶に新しい。心技体ともに優れた力士をどう育てるかが重要になる。親方任せにせず、相撲界全体で育成に取り組んでもらいたい。一時代を築いた横綱でも、朝青龍は日本国籍がないため相撲協会には残れない。土俵の国際化が進む中、課題の一つだろう。

相撲協会の新体制が動きだした。新理事の貴乃花親方は、無気力相撲をチェックする監察委員長と教習所長に決まった。看板力士の降板はファン離れを呼ぶかもしれない。古い体質をあらため、どう活性化させていくのか、改革は待ったなしだ。


by a19750601 | 2010-02-05 04:22