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白鵬の発言に波紋


大相撲の横綱・白鵬が8日、日本相撲協会の対応に疑問を投げかけた。

この日、白鵬は愛知・名古屋市の陸奥部屋へ2日連続で出げいこ。

協会が賭博問題などで厳しい処分を下すなどの現状について

「自分たちの手で国技をつぶす気なのかと思います」と厳しい発言を行った。

更に名古屋場所(11日初日・愛知県体育館)千秋楽で幕内優勝力士に贈られる天皇賜杯、

内閣総理大臣杯など外部からのすべての表彰を辞退することについても

「やり過ぎという思いもあります」と苦言を呈した。


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大相撲の横綱白鵬が8日、日本相撲協会の対応に「物言い」をつけた。

7日に、名古屋場所(11日初日)の幕内優勝力士に贈られる天皇賜杯など、

優勝旗以外すべての表彰の辞退を決定したことを受け、

出げいこで訪れた名古屋市内の陸奥部屋で「あまりにもやりすぎ」ともらした。


c0144828_1227134.jpg逆風の中で出場する力士の思いを代弁したものだが、

現役横綱が協会の決定に不満を口にするのは異例のこと。

さらに野球賭博問題が警察の一斉捜索にまで及んだ日本の現状を憂い、

「自分たちの手で国技をつぶす気なのか」と危機感をあらわにした。

けいこを終えた白鵬は、立ち止まって語り始めた。

2日連続での陸奥部屋への出げいこ。

報道陣との接触を避けるように、わずかにコメントした前日とは一転。

賜杯をはじめ、昨年は23もあった名古屋場所の表彰が、

優勝旗授与の1つとなった現在の心境をゆっくりと表情も変えず語った。

白鵬 昨日知りました。我々全力士は、

天皇陛下の賜杯をいただくため一生懸命けいこに励んでいる。

そういう意味で心から残念に思います。日本の横綱として、

あまりにもやりすぎではないかと思います。

冷静な口調が、ただの思いつきの話ではないことを証明していた。

元朝青龍関が暴言を吐いて、横綱の品格を問われることはあったが、

優等生といわれる白鵬が協会の決定に不満をもらすのは異例のことだった。

野球賭博は許されることではない。

自らも花札を賭けていたことを謝罪した。

だが当初、野球賭博以外の賭博については、名前を公表しないとしていたにもかかわらず、

白鵬だけが公表された。

c0144828_12375972.jpgその後もNHKの中継中止、相撲部屋への一斉捜索と、

場所前になっても騒動は収まらず、力士も土俵に集中できない状況。

その上賜杯などの表彰まで奪われた。

一連の賭博問題で後手に回った相撲協会の対応のまずさを、全力士を代表して指摘した。

このままでは「国技」の看板も揺らぐと危惧(きぐ)している。

世論が一斉にバッシングする日本の姿に違和感を覚えたのかもしれない。

同時に世間の相撲離れ、衰退していく姿を敏感に受け取っていた。

白鵬 NHKの放送は全国だけでなく、世界中で楽しみにしている方がいる。

日本だけの問題ではなくなってくる。

何か、自分たちの手で国技をつぶすのではないかという気がします。この国唯一の国技を。

白鵬の切実な声にも、相撲協会の村山理事長代行はノーコメントだった。

愛知県警本部など関係各所へのあいさつ回り後、白鵬の訴えについて質問されると、

聞かなかったことにして別の話題に切り替えた。

現役時代に22度優勝した貴乃花親方(元横綱)も表彰辞退には

「(警察が)捜査しているし、粛々とやっていくべき。現役力士はしこ、すり足、てっぽう。体を鍛えることに集中して場所に挑んでほしい」 と話すにとどめた。

名古屋場所で白鵬は、史上初の3場所連続全勝優勝を狙っている。

1人横綱となってから1敗もしていない。土俵上の責任は果たしているだけに

「誰か早く横綱になってほしい。気持ちを分かち合いたい」と、

土俵外の重責も1人で抱える本音を漏らした。

現役の声が届くのか、国技の威信を取り戻せるのか。

白鵬が相撲協会へ警鐘を鳴らした



貴親方、白鵬発言を一蹴…賜杯辞退「当然」

c0144828_12282595.jpg貴乃花親方(元横綱)は8日、名古屋場所前夜祭(名古屋市・CBCホール)に参加し、横綱白鵬の「国技をつぶす気か」発言について“一蹴”した。日本相撲協会が天皇賜杯などの辞退を決めたことについて、「受け止めなければならない。事態が事態ですから、当然と言えば当然のこと」と言い切った。

白鵬が不満の声を上げていると聞いても「警察も捜査する慌ただしい中でやらせていただく。協会員の一員として粛々と名古屋場所の成功に向けてやっていくべきだと思う」とバッサリ。「現役力士は数多く土俵に下りてしこを踏んで、すり足、てっぽうをして、体を鍛えることに集中して場所に臨んでほしい」と横綱の考えを突き放したように話した。

自身も現役時代に22度の優勝を果たしており、賜杯の“重み”は十分に理解している。それでも「(野球賭博で謹慎処分の力士以外の)残された力士が本場所の土俵でどれだけ奮闘できるか、どれだけお客さんに喜んでいただける相撲を取れるか。前進していくことが大事だと思う」。自身は4日の臨時理事会で元大関琴光喜への解雇処分などに異議を唱え、一度は「退職願」を提出したが、現在は一人の理事として角界改革にまい進する覚悟だ。

この日、2月の協会理事選挙で貴乃花親方に投票した安治川親方(元幕内光法)が、年寄名跡を「二子山」に変更した。「おかげさまで二子山になりました」と満面の笑みを浮かべたが「部屋は宮城野部屋のままです」。部屋の移籍については「立浪一門に所属していますので。こればかりは、どうなるか分かりません」と話していた。






by a19750601 | 2010-07-09 04:29 |