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藤田まこと 死去 本物の「仕事人」がまた一人いなくなった…


勤め先の奉行所に行けば「昼あんどん」とバカにされ

家に帰れば嫁やしゅうとめにいびられる。

だが、裏の顔はすご腕の殺し屋として悪人どもをクールに切り捨てる-

大ヒットしたテレビ時代劇「必殺仕置人」の主人公・中村主水(もんど)である。

その主水役を格好よく演じた俳優の藤田まことさんが、

17日 亡くなった。76歳。

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庶民的で気取りのない、演技派のいい役者だっただけに、

何とも残念な訃報(ふほう)である

主水と同様、藤田さんも“二面性”を持っていた。

「てなもんや三度笠」で底抜けに明るい

「あんかけの時次郎」を演じたかと思えば、

「必殺」シリーズや「はぐれ刑事純情派」では、

ペーソスと人情味あふれる渋い役どころを見事にこなした

 「てなもんや-」の放送開始は1962年というから、

50年も前のことである。

それなのに「当たり前田のクラッカー」といったギャグを覚えているのは、

よほどインパクトが強かった証拠だろう。

最高視聴率は65%にも上った

やがて視聴率が低迷し、番組が打ち切られると、

藤田さんは地方のキャバレー回りに出た。

それが藤田さんを、ぽっと出の役者とは違う“大人の役者”に育てたようだ。

兄の戦死という、つらい体験も背負っていた

人生の酸いも甘いもかみ分けて、背中の演技で勝負する。

そんな本物の「仕事人」が、また一人いなくなった。

by a19750601 | 2010-02-17 22:36 |