朱里エイコ 急死
朱里エイコ急死
「北国行きで」などのヒット曲で知られる歌手の
朱里エイコ(しゅり・えいこ、本名・田辺栄子)さんが、
7月31日に急死。58歳だった。病死とみられる。
朱里さんは東京都出身。母は著名な振付師のみさをさんで、
39年に「田辺エイ子」(後にエイコに改名)の名でデビューし、
43年春に単身渡米。本場ラスベガスでのショーで、
「リトル・ダイナマイト」と呼ばれるほどの評価を得て、
46年2月に「朱里エイコ」として帰国した。
47年に発売された「北国行きで」の大ヒットで
日本でもトップ歌手の仲間入りを果たし、
米国仕込みのパワフルな歌声と“100万ドルの脚線美”と
まで言われたセクシーなミニスカート姿でファンを魅了。
脚に1億円の保険をかけたことでも話題となった。
ただ、朱里さん自身は「英語の歌の方が好きだった」といい、
当初はそれほどの思い入れを持っていなかったという。
このほか、「恋の衝撃」「ジェット最終便」などのヒット曲がある。
50年に再渡米し、さらに評価を得たが、
その一方で、国内では失跡騒ぎやステージのドタキャン騒動を起こすなど、
“お騒がせ”スターとしても知られた。
近年は大病を患い、長年にわたって入院。
回復してからは「あの人は今」的な番組に出演し、
元気な姿も見せていた。年に数回はライブなども行っていたという。
by a19750601 | 2004-08-01 00:25