寺脇康文が相棒を降板した理由
「水谷豊と会いたくない!」
寺脇康文が相棒を降板した理由
10月29日、松本幸四郎の長女・松本紀保と 『相棒』 の伊丹憲一役 川原和久の結婚披露宴が開
かれた。媒酌人を務めた水谷豊のほか、及川光博・檀れい夫妻、成宮寛貴、
岸部一徳、六角精児ら、『相棒』 のキャストが顔を揃えたが、
約9年間も水谷豊と組んでいた初代“相棒”の寺脇康文 の姿はなかった。
そもそも水谷に憧れて芸能界に入ったという寺脇。1991年放送の 『刑事貴族2』 (日本テレビ系)で水谷と初共演を果たし、2000年スタートの『相棒』で亀山薫役に抜擢されると、毎回、リハーサル前から水谷やスタッフと念入りな打ち合わせをしながらドラマ作りに励んだ。
だが、シリーズを重ねるにつれて、ふたりの距離は徐々に開いていった。寺脇には、『相棒』を人気シリーズにしたのには、自分も少なからず貢献しているという自負があり、撮影現場で、意見することも多くなったという。水谷が考えた演出プランと違うプランを出すこともあったようだ。
「寺脇さんではなく、水谷さんが目立ってこその 『相棒』 です。寺脇さんの意見は、水谷さんやプロデューサーと違うことも多く、周囲から“主役を立てないで自分が目立とうとしている”とささやかれるようになってしまったんです。最初はスタッフと気まずかっただけなんですが、次第に水谷さんともぎくしゃくするようになっていきましたね」
やがて、恒例だったリハーサル前の打ち合わせも行われなくなり、寺脇が意見を言っても、撮影に取り入れられないことが増えていった。このころ、寺脇は行きつけの和食店で、俳優仲間にこんな苦悩を打ち明けていた。「結局、水谷さんには気持ちが届かなかったのかもしれない。水谷さんとは、空気が違うのかなって思ったんだよね…」
いつもは明るく酒を楽しむ寺脇が、このときばかりは、しんみりと話していたという。
寺脇の落ち込みぶりに、一緒にいた俳優仲間は、ただただ 「うん、うん…」 とうなずくことしかできなかった。そして、寺脇は意を決したかのように、こう言い放った。 「水谷さんから卒業する時期なのかもしれない!」
寺脇の 『相棒』 卒業が発表されたのは、それから間もなくのことだった
。
2008年年末、シーズン7の途中で、亀山刑事は警察を辞職し、海外へと旅立っていった。
「降板は、寺脇さんの方から言い出したそうです。これ以上、憧れの水谷さんとの関係を悪化させたくない。今が引き際と思ったんでしょう」 (局関係者)
2012年11月20日 10時00分
水谷 豊 「テレビ朝日の絶対暴君」 化が止まらない!
「高額ギャラ」「キャスティング全権」の特別待遇
相棒 season11」から新レギュラーとなる真飛聖と、水谷豊、成宮寛貴
10月10日にスタートした11シリーズ目が絶好調のテレビ朝日の人気ドラマ「相棒」。
だが実情は、主演・水谷豊の“絶対暴君”化に悩まされている。
今年度上期(4~9月)のプライムタイム(19時~23時の時間帯)の平均視聴率が12・2%で、開局以来初めて首位を獲得したテレビ朝日。7月にも初の四半期視聴率で4冠を達成したこともあり、ノリにノッている。そんなテレ朝躍進の「立て役者」と呼ばれているのが、ドラマ「相棒」シリーズである。
テレビ誌記者によれば、「00年6月に2時間ドラマ枠で放送され、17・7%の平均視聴率を獲得、以降、02年10月から連続ドラマ化され、最近では平均視聴率20%超えは当たり前で、視聴率は高水準で推移しています」
レギュラー放送だけでなく、再放送も確実に視聴率を稼ぎ出せる超優良番組として、他局もうらやむほどなのだ。 「日本テレビの裏番組の視聴率が『相棒』の再放送に負けて打ち切りになりました」 だが、その一方で、主役の杉下右京役を演じる水谷の発言力は増すばかり。
「水谷さんの存在は今や“テレ朝の絶対君主”と呼ばれるほど、誰も逆らえない状況なんです。セリフについても水谷さんの物言いが入ればすぐに書き直すことは常識。金銭面でももともとギャラに細かい人でしたが、現在の大ブレイクでますます高騰しています。1回の放送で500万円は下らないはずです」(芸能記者)
もはやテレビ局幹部すらひれ伏す水谷の威光がいかんなく発揮されたのが、第10シリーズで、“相棒”をお役御免になった及川光博(44)の降板劇だった。 「水谷さんはキャスティングにも口を出し、2代目の“相棒”だった及川さんは、突然、降板を言い渡されたそうです。まさに寝耳に水の話だったと、関係者も驚きを隠さなかった」 (テレビ誌記者)
そもそも 「相棒」 に抜擢された及川と水谷の関係は良好だった。ところが‥‥。ドラマ関係者が打ち明ける。 「『相棒』 共演がきっかけで檀れいと結婚した及川さんですが、水谷さんが仲を取り持ったというのは有名な話。しかしその一方で、及川さんと『相棒』の女性スタッフとの“関係”が問題になっていたといいます。現場の和を重んじる水谷さんは、それを見て見ぬ振りができなかったのではと言われているんです」
さらに初代の“相棒”だった寺脇康文(50)との不仲も深刻だ。最終的には寺脇は 「相棒のイメージがつきすぎる」 という本人サイドの申し出により降板したが、 「それ以前に演出を巡って言い争いが絶えなくなった。撮影中も水谷さんと寺脇さんのやり取りがギクシャクするようになっていた」 (番組関係者)
その後、寺脇サイドが復帰を画策したこともあった。しかし、水谷が断ったという経緯もあり、今や 「共演は考えられない」 (番組スタッフ) 状況だという。
「今シリーズ制作前に、寺脇さんの所属事務所が“亀山復帰”(寺脇の役名)を打診したそうですが、水谷の意をくんだのかプロデューサーが了承せず、それならばと同事務所の小出恵介さんをプッシュしたものの、こちらも却下されたことも追い打ちとなった。10月末に刑事役で出演している俳優の川原和久の披露宴は、『相棒』の関係者が勢ぞろいする中、寺脇がいなかったのも偶然ではありません」
今回の相棒である成宮寛貴(30)のキャスティングにしても水谷の承認なしにはありえなかったという。「最終的なキャスティングはもちろん水谷さんが口を出すが、そんなに扱いにくい人ではない。今回500名近いオーディションを経て、最終的に50人ほどにしぼられた。そこには、要潤さん、桐谷健太さん、高岡蒼佑さんなどがいた。成宮さんに決まったのは、演技力や水谷さんと並んだ時のバランスなど、総合的に評価した結果だと思います」
実際、初回の視聴率平均は19・9%と絶好調。「『相棒』シリーズを企画したプロデューサーは、08年にゼネラルプロデューサーに昇進しています」
水谷のイケイケぶりは、当分続きそうだ。
by a19750601 | 2012-11-08 18:02